みなさんこんにちは、2億FIREマン です。
本日は高配当ETF SPYDの売り時を考えてみたいと思います。
はじめに
私はコロナ後の2020年秋にETF投資をはじめ、そのころに高配当ETF3兄弟のSPYD,HDV,VYMを購入しました。
いまでは大分キャピタルゲインが出ていますが、そろそろリセッションの足音も聞こえてきて怖くなっています。
そこでちょっくら調査してみようというわけです。
SPYDとは
簡単にSPYDの紹介をしておきます。
名称 | SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF |
運用会社 | State Stree(ステートストリート)社 |
経費率 | 0.07% |
直近配当 | 5.91% |
総資産 | 約84.6億ドル |
ベンチマーク | S&P500高配当指数 |
SPYDは年2回構成銘柄の組み換えが行われます。
S&P500の500銘柄のうち、配当利回りの高い順に80銘柄を選び、各銘柄の保有比率を均等に1.25%ずつにすることとなっています。
このように機械的に調整しているのは面白いですね。
一方で株価が値上がりして配当利回りが下がってしまうと、対象銘柄から削除されてしまいます。株価が値上がりしている銘柄は調子のよい銘柄ですので、どんどんダメな銘柄が集まってくるんじゃない?なんていわれたりもします。
SPYDのセクター別構成比率
SPYDのセクター別構成比率はこんな感じです。
以下のサイトからデータを拝借しました。
SPYD | ETF Portfolio Composition - Fidelity
公益、エネルギー、金融、不動産、生活必需品、ヘルスケアと続きます。
ちなみにSP500のセクター比率はこんな感じです。もうナスダックって感じですよねw
SPYDとSP500のセクター別構成比率を比べるとこんな感じ。テック銘柄が入っていない!だから今年の成績が良い!ってかんじすね。
セクターと景気サイクル
皆さまよくみる景気の循環と、その際に調子の良いセクターの絵です。
以下のサイト様の引用となります。
【投資の戦術】ETFで見るセクターローテーション!業種別のチャート2022 | 1分で読める 株式投資初心者の道しるべ
今は赤い丸あたりのところにいるでしょうか。
ただ、今回金利のあげ方が異常事態なので明確にこれがあてはまるかは謎ですね。
こうみるとSPYDも全部が全部悪いわけではなく、公益、生活必需品、ヘルスケアと不景気に強いディフェンシブ銘柄も半分ぐらい入っているんですね。
SPYDの過去の下げ幅
SPYDは2015年が設定日なので過去のリセッションデータはなく、コロナショックだけなんですよね。コロナショック時は約50%下落しています。
ちなみにリーマンショック同等でどのぐらい下がるのか推定すると
三井住友DSアセットマネジメントさんがセクター別の下落率を記事にしてくれていました。これみると50%までは下がらないかもしれませんが、40%ぐらいは下がりそうですね。あと、高配当銘柄は弱い会社が多いから、セクター平均より下がると考えれば50%ぐらい下がることもあり得ますね。
https://www.18shinwabank.co.jp/pdf/market_report/202004/mr_2004012.pdf
ただし、リーマンショック、コロナショックという特異な景気後退と、今回の金利上げに伴う市場にあふれた金の回収、お金借りづらくなることによる景気後退を比べると、
後者の方が緩い?って気もしないでもないんですけどね。
SPYD売るべきかシミュレーション
勝手にSPYDの株価推移についてこんな仮定を立ててみます。
※いやーこういうの当たるんだよな。そのとおりにトレードできないけど。。
以下の3ケースを比較してみます。
1. 売らずにガチホした場合
2. 今売って1年後に35ドルで入れた場合
3. 今売って1年後に30ドルで入れた場合
3年後のドル円は115円、年間配当利回りは税引き後4%とします。
今の私のSPYDはこんな感じです。
今利確すると35万円キッシーに取られますね。。
結果
前述の3つのパターンを比較した場合、以下のとおりとなりました。
前述のオカルトグラフが正しくなる場合、売ったほうが得ですね。
てか売ったほうがよくね???
でも決心つきませーーん。
本日は以上です。
ありがとうございました。
またご覧いただけるようでしたら↓読者になっていただけますと幸いです。
記事が参考になりましたら、以下押していただけると励みになります。m(_ _)m
関連記事
リセッションの定義と過去データでごんす。
millionare-fire.hatenablog.com