みなさんこんにちは。2億FIREマン(ただの目標)です。
本日は
4/19 21:30発表の住宅着工件数、建設許可件数
について解説します。
再掲情報も多いですが最後のチャートは新しいチャートです。
指標の説明
住宅着工件数とは
米国国内でひと月に建設された新築住宅戸数を、米商務省が調査して毎月公表する指標です。一戸建てと集合住宅に分け、北東部、中西部、南部、西部の地区ごとに集計されます。季節ごとのばらつきが大きいため、調整をかけたうえで年率換算して発表されます。
なお、同時に発表される住宅建設許可件数は、実際の着工に先駆けて出される許可申請の数を集計したもので、住宅着工件数の先行指標となっています。
建設許可件数とは
米国国内でひと月に建設される新築住宅について、地方自治体などへの建設許可が必要な地域における許可発行件数を、米商務省が調査して毎月公表する指標です。一戸建てと集合住宅に分け、北東部、中西部、南部、西部の地区ごとに集計されます。季節ごとのばらつきが大きいため、調整をかけたうえで年率換算して発表されます。
住宅建設許可件数は、実際の着工に先駆けて出される許可申請の数を集計したもので、同時に発表される住宅着工件数の先行指標となっています。
👉ワンポイント
住宅の建設に伴って家具・家電などの耐久消費財が購入されることが多く、個人消費への波及効果が大きいため、景気動向の先行指標として市場関係者から注目されています。
引用:米国住宅建設許可件数│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券
予想
住宅着工件数も許可件数も予想が前回より低い値となっています。
ただそこまで下がることはなくほぼヨコヨコ予想でしょうか。
許可件数が175万より下になってくるとおおっ!やーばばばい。という感じでしょうか。
私がこれらの数字に注目する理由
①景気の先行指標として利用価値が高い。
経済指標としては、失業率やCPI(インフレ率)が注目されますが、失業率は株安や景気悪化とほぼ同時におこっているように見えます。そのため、失業率が悪化した→景気が悪い→株を売ろうでは、私は手遅れとなるような気がしています。
一方、住宅というのは高い買い物であり、他の購買物より先に買い控えが起こるということがあるのかと考えています。食事したり、モノを買ったり、遊んだりすることより必需品ではない。住宅建設の低下は景気冷え込みの前段階で怒ると踏んでいます。
以下のグラフは失業率とSP500、住宅着工件数及び建設許可件数とS&P500の対比です。
失業率の悪化は株安と同時に起こるが、住宅関連指標は株安に先行して起きているように見えませんか?
失業率とS&P500の比較
住宅着工件数・建設許可件数とS&P500の比較
この辺りは前記事でいろいろな経済指標とS&P500指数を比較しています。
millionare-fire.hatenablog.com
②長期金利上昇による住宅ローン金利上昇の影響が相当あるのではないか。
これも前記事の再掲となってしまうのですが、アメリカの住宅ローン金利について
昨年来3%ぐらいであったものが今年になって一気に5%まで上がっています。
30年金利3%が5%に変わると住宅価格の支払い総額にどう影響するか。
ネット上の情報を使って計算してみます。
【イー・ローン】住宅ローンのかんたん返済額シミュレーション|住宅ローンの検索・比較・申込みならイー・ローン
5000万円の家を買う場合、3%と5%で総支払額が2000万円も違います。さらに今これが上がり続けている状況です。
さらにさらに、QT(量的引き締め)でFRBは、不動産ローン担保証券(MBS)を売ろうとしています。証券が売られると金利の上昇圧力も高まるのではないでしょうか。
4/18前日の関連指標の結果
4/18月曜日には、NAHB住宅市場指数がでました。結果は予想値どおりですが3か月連続のマイナスとなっています。
NAHB住宅市場指数とは
全米住宅建設業者協会(NAHB)が発表する、NAHB住宅市場指数とは、米国の不動産業者(住宅建設業者)の景況感を示す経済指標です。NAHB住宅市場指数が上がるということは、今後の景気拡大や住宅価格の上昇を見込んでいる人が多いということで、ドルが買われやすくなります。
不動産セクターと本指標の関連性はあるのか。
ということでこの指標が下がったことにより儲けられる銘柄はないのか。ということで住宅と言えば不動産セクターか、純資産総額の多い不動産セクタETFのバンガードリアルエステートETF(VNQ)と住宅関連指標を比較してみます。
建設許可件数2004年9月分と 2004年10月1日の終値を比較、建設許可件数2004年10月分と 2004年11月1日の終値を比較、ということでグラフ化してみます。
$VNQ | |
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銘柄名 | Vanguard Real Estate ETF |
運用会社 | バンガード |
設立日 | 2004/09/29 |
純資産総額 | 447億ドル |
ベンチマーク | MSCI U.S. REITインデックス |
経費率 | 0.12% |
分配金 | 2.12% |
結果は近からず遠からずでしょうか。許可件数出たとたん、デートレで儲けられるのかはちょっと疑問符。また、住宅が売れなくなっても、不動産セクタはインフレで賃貸料が向上し、そのぶん潤っている気もするので、一概に影響がでないかもしれません。
長期的には似たチャートになっているような気はします。
昨日でた会社四季報でセクター分析とかもできるかな??
本日は以上です。
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