みなさんこんばんは。
昨日4/14はミシガン大学消費者態度指数・速報値が発表されましたので
その指数について勉強したいと思います。
ミシガン大学消費者態度指数とは
米国の消費者マインドを表す経済指標で、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが毎月発表し、「ミシガン大学信頼感指数」とも呼ばれています。300~500人を対象にアンケート調査を実施し、1966年を100として指数化したものです。毎月第2または第3金曜日に速報値が、最終金曜日に確定値が出されます。
引用:https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/mi/J0871.html
この指標は1966年を基準としており、50以上だったらどうこうとか、そういうものでは無さそうですね。
4/14発表の速報値とここ数年の値
yahooさんのデータを拝借します。
うーん去年の春から下がり続けていますね。昨日の発表は予想59に対して、65.7で予想よりかなり高い値でしたが、それが株価の上昇に反映されることは全くと言っていいほどありませんでした。
引用:【米国】ミシガン大学消費者態度指数・速報値 - 経済指標 - Yahoo!ファイナンス
S&P500指数とミシガン大学消費者態度指数の対比
S&P500指数(赤線)と消費者態度指数(青線)を比較してみました。
リセッションの時期は悪化するようですね。
そして今年に入ってからの数値は2007年のリーマンショックに匹敵する値になっています。その割にあまり消費者態度指数がーー的な噂は聞きませんね。
アメリカの生活レベル、庶民層においてはインフレの影響が結構酷いのでしょうか。
失業率とミシガン大学消費者態度指数の対比
失業率(赤線)と消費者態度指数(青線)も比較してみました。
過去のリセッション時は失業率の上昇と、消費者態度指数の低下が同時に起こっているのですが、今回は起こっていない点が異様です。
やはり、足元で景気はまだよいのに、未曾有のインフレによって消費者の景気感度が悪化しているということでしょうか。
住宅建設許可件数とミシガン大学消費者態度指数の対比
先月の記事で話題にした住宅建設許可件数(青線)と消費者態度指数(緑線)も比較してみました。
やっぱり今回の消費者態度指数の低下はこの数十年とは比較できないようですね。
さいごに
ちょっとこの消費者態度指数の落ち込みは不気味ですねぇ。
ただ今のところ失業率にも住宅建設許可件数にも影響はでていないようです。
消費者はインフレに不満なだけなのか。。
今回のインフレ局面は1970年代の高金利時代、1973年のオイルショック時代を参考にしないとあまり意味がないのかもしれません。
参考記事
消費者態度指数以外の景気指標と株価の関係を確認してみた記事です。
millionare-fire.hatenablog.com
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